ゴム袖が付いた白衣の用途と目的

2020-04-16
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白衣という言葉を聞くと、真っ白の生地にボタンの付いた衣類を思い浮かべる方が多いです。

ただ白衣の袖の長さについては、長袖を思い浮かべる方もあれば半袖を思い浮かべる方もいます。長袖の場合、袖口はゴムでしょうか、それとも真っ直ぐ生地が伸びて袖口で折り返しているタイプでしょうか。

ゴム袖が付いた白衣には次のような意味があります。これからその用途と目的について説明します。

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白衣を着用する職業について

白衣を着用する職業といえば、医師、研究者、調理師、理容師、整体師などが思い浮かびます。白衣の白には、清廉や潔白という意味があります。例えば医師が着用する白衣には清潔というキーワードが含まれます。医師は診察をする際に白衣を着用しますが、患者は白衣に身を包んだ医師に信頼感や清潔感を感じます。

医師は患者を診察する際に、あまり身体を動かす事は無く、コミュニケーションや診断といった行為が中心となります。医師が体を動かすのは手術の時です。手術を行う医師は白衣ではなく、長袖の手術着を着用します。他に白衣を着用する職業は研究者です。

研究者が扱う薬品には直接皮膚に触れると危険な薬品があり、また引火性物質を取り扱う事もあります。他にも研究者は危険な薬品や有毒な薬品を扱う事もあり、作業には危険が伴います。すなわち研究者が着用する白衣には、医師が着用する白衣の信頼感や清潔感といった意味合いよりも、作業中に自分の体を守るために着用するという意味合いの方が強いです。

そのため研究者の白衣は長袖で着丈が長めで、尚且つ袖口がゴム袖のものが多いです。調理師が着用する白衣は、どんな料理を作るかにもよりますが、油や火を使う場合は調理中にはねて体に飛んできても体を守れるように長袖が多いです。

理容師や整体師は、動きやすいように半袖の白衣を着用する事が多いです。このように白衣を着用する職業は様々ですが、どのような目的で白衣を着るかによって、袖の長さや袖口も様々です。

白衣にゴム袖があるのはなぜ?

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白衣と一口に言っても、長袖もあれば半袖もあります。長袖の中には袖口がゴムのタイプもあれば、そうでないタイプもあります。それではなぜ長袖の白衣の袖口は幾つかの種類があるのでしょうか。袖口がゴム袖ではない場合、作業中に扱っている対象の物が袖口を通して、腕に触れる可能性があります。

その対象の物が人体にとって危険であればあるほど、触れた時のリスクは高くなります。そのリスクを避けるために袖口をゴム袖にして体を守っています。例えば研究者が扱う危険な薬品の中には、皮膚に付いただけで損害を生じるものもあります。

そのため白衣を着用する際は前のボタンを留めて飛散した薬品を直接衣類に掛けないようにして、袖口はゴム袖にして危険物が腕に触れないようにします。子供が給食当番の際に着用する白衣はゴム袖になっており、熱いスープやみそ汁を注ぐ時にこぼれて腕を火傷するのを防ぐ意味があります。

白衣のゴム袖の使い勝手について

実際に白衣にゴム袖があった場合、使い勝手はどのように違うのでしょうか。ゴム袖の場合は、袖口の絞り具合を調節する煩わしさはありません。袖口をしっかり絞れるので研究者が扱う危険な薬品や、子供が給食で熱いスープを扱う際に安全性が一番高いと言えます。

ゴム袖と同様に袖口が絞れるようになっているひもタイプもありますが、作業中にひもが解けて袖口が開いてしまったり、解けたひもが袖口からぶら下がって薬品等の危険物の中に入ってしまう事もあります。簡単に袖口を絞れて、ひもタイプのように途中で解けてしまうことも無いので、ゴム袖はより簡単に作業でき、尚且つ安全性が高いと言えます。

ゴム袖タイプの白衣の値段

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ゴム袖タイプの白衣は街の作業着専門店や、近くになければネットショップを検索すると欲しい物が見つかります。ポケットが付いたタイプやポケットが無いタイプがあります。一例として、研究者用にデザインされた白衣の値段は5000円前後で、調理師用の白衣ではおおよそ3000円前後で販売されていることが多いです。

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ゴム袖が付いた白衣の他の目的

白衣には長袖と半袖がありますが、ゴム袖があるのは長袖のみです。ゴム袖がある事によって作業をする際に、袖口から扱っているものが皮膚に触れないように保護する役割で袖口を絞ることが出来ます。

こうした安全性を高める他にもゴム袖には目的があります。白衣を着用したまま掃除や片づけをする場合に、白衣の袖がたわんでいて作業がしにくい事があります。そこで袖をまくりたいのですが、もしゴムが中に入っていなければ、そのままずるずると落ちてきてしまう事になります。

ゴム袖であれば自分が好きな位置に調節出来て、ぴったりと腕にフィットして激しい動きをしても、ずり落ちてしまう事はありません。また寒い季節に作業する場合、袖口にゴムが無ければ冷気が袖口を伝って体を冷やしてしまう事も十分に考えられます。

しかしゴム袖であれば、空気や風を遮断するので、中々袖口から冷気が入ってくることは少なく、ゴムが無い袖口よりも体が冷えにくくなります。調理師がゴム袖の白衣を着用する場合、体内から出る糸クズやほこりなどが袖口を伝わって料理に入ってしまう事を避けることが出来ます。

また、工場などのクリーンルームで作業する作業員がゴム袖の白衣を着用する事で、体内から糸くずやほこりが出てそれが袖口を通って出てしまう事を避けることが出来ます。クリーンルームはゴミやほこりを遮断するためにそこに入るためには特別な作業着や白衣を着ますが、袖口はゴム袖になっており、どんな細かいゴミやほこりも外に出さないような仕組みになっています。

もう一つ袖口をゴム袖にする大事な目的があります。白衣を着たまま動き回る際に、袖口が備品に引っかかって取れなかったという経験があるかも知れません。袖口が絞られていないと、備品の細い部分に引っかかってその反動で備品が倒れてしまった、白衣が袖口から破れて使えなくなってしまった、という事にも繋がりかねません。

動き回る作業が多い場合は、袖口を絞っておく、またはゴム袖の白衣を選ぶ事によって、無用なトラブルを避けることが出来ます。

ゴム袖が付いた白衣の役割

ゴム袖が付いた白衣には、袖口を絞らないタイプの長袖の白衣や半袖の白衣にはない、安全性という意味があります。つまり、ゴム袖がある事によって作業する対象の物から腕を保護し、リスクを下げるというものです。また他にも作業し辛さを解消するために腕を簡単にまくれるなど実用的にも優れています。

白衣を選ぶ際には役割をしっかりと考えて、ゴム袖の要不要を検討しましょう。